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第17回 南のシナリオ大賞表彰式

更新日:3月5日

日本放送作家協会九州支部です。

2023年度の南のシナリオ大賞の表彰式の様子をご紹介致します。


第17回南のシナリオ大賞表彰式
第17回南のシナリオ大賞表彰式

アクロス福岡(福岡市天神)にて第17回南のシナリオ大賞表彰式が執り行われました。


 

2023年度、南のシナリオ大賞の数ある大保作品の中から以下の四編が受賞となりました。

受賞の皆様、おめでとうございました。


第17回 南のシナリオ大賞 大賞

永合 弘乃:作「Perfect World へようこそ」


第17回 南のシナリオ大賞 優秀賞

加治 裕美:作「ファーストプレゼント」


第17回 南のシナリオ大賞 優秀賞

立石 えり子:作「株式会社ホワイト」


第17回 南のシナリオ大賞 優秀賞

望谷まと:作「魔法使いのシュークリーム」


 

ご応募ありがとうございました。

 

17回南のシナリオ大賞、252通の応募がありました。じっくりと読ませて頂きました。読んだ感想は、皆さんのレベルが上がってるな、と思いました。日ごろからの努力が垣間見えます。そして、物語を綴ることが好きなんだな、と感じました。


今回は、大賞一編、優秀賞三編としました。通常は優秀賞は二編ですが、絞り込むができずに三編としました。それだけ、書く力が拮抗していたと言えます。来年がどうなるのか楽しみです。


さて、大賞は、「Perfect Worldへようこそ」の永合弘乃さん。バーチャルワールドで恋に落ちた二人。現実とは違う年齢と職業を偽っていた。現実に戻った二人にはちょっと悲い事実が待っていた。現在を捉えて心に迫る物語でした。


優秀作には、「ファーストプレゼント」の加治裕美さん。養子縁組コーディネーターの口癖は「大丈夫」。そのパワーが周りの人たちを幸せへと誘っていく。心温まるお話でした。


次は、「株式会社ホワイト」立石えり子さん。次々に心が入れ替わって本音を言い始める登場人物たち。いつもは回りを気遣って言えない言葉が飛び出してきます。爽快感とパワフル感がありました。

優秀賞3作品目は「魔法使いのシュークリーム」の望谷まとさん。人前で話せない、食べ物アレルギーのマイノリティをシュークリームで救うファンタジィー。思わず応援したくなりました。


いつも思うのは、応募された作品から、多くの人たちと触れ合ったような感じになることです。出来れば、一つ一つの作品を応援したいと切に思います。いつまでも物語を綴り続けてください。また、会える日をお持ちしています。



日本放送作家協会九州支部長 盛多直隆

 

 

受賞者紹介

 

大賞 「Perfect Worldへようこそ」 永合弘乃
大賞 「Perfect Worldへようこそ」 永合弘乃

大賞 「Perfect Worldへようこそ」永合弘乃


昨年、親友が福岡で結婚式を挙げました。


披露宴に向かう電車の中、地元の女子高生が放った「なんしようと?」という言葉に強く惹かれ、この物語のヒロインは、博多に住む明るい少女にしようと決めました。


そして、もうひとりの主人公として頭に浮かんだのは、少女と対極的な、生きることをあきらめた暗い男性でした。


こうして出来上がったのが「Perfect Worldへようこそ」です。


住んでいるところも、年齢も、全く違うふたりが、どうやって出会い、恋に落ちたのか。



ラジオドラマで、物語に息が吹き込まれるのがとても楽しみです。


この度は「Perfect Worldへようこそ」を大賞に選んでいただき、本当にありがとうございました。大賞に恥じぬよう、死ぬまで物語を書き続けます。


 

優秀賞 「ファーストプレゼント」 加治裕美
優秀賞 「ファーストプレゼント」 加治裕美

優秀賞 「ファーストプレゼント」 加治裕美


美大生だった頃、煮詰まるとキャンパスの芝生に寝転び空を見上げた。生み出すことが全て。身体は細く心はとんがっていた。

人生は二転三転、社会福祉士の道を歩んだ。作中モデルの少女は自死していた。私の担当は加害者の父だった。20年以上振りにシナリオを執筆。少女にシナリオの中で生きていって欲しかった。人生は三転四転、介護離職。

自宅上空千ft超は九州方面への航路。空を行く機影を見上げ「表彰式に行きたい」と願った。応募原稿を読み返し「ダメじゃん」と反省断念しかけた時、受賞の電話を頂いた。今は介護中の母の病状が悪化し、表彰式参加が危ういが、娘に背中を押され、九州行きのチケットは用意した。身体も心も丸くなったおばさんは、美大生だった頃の私に伝えたい「その空は九州に繋がるよ」と。

人生は5転目。蜘蛛の糸のように私のシナリオを最後まで引き上げてくださった審査員の先生方に心から感謝の気持ちで一杯です。


 

優秀賞 「株式会社ホワイト」 立石えり子
優秀賞 「株式会社ホワイト」 立石えり子

優秀賞 「株式会社ホワイト」 立石えり子


人手不足で業務量はいっぱいいっぱい、業績もなかなか上がらない、こんな時代に管理職になったら…… そりゃ裁量も増えて仕事も断然面白くなったし、やりがいもあるんだけど、ハラスメントには全方向に細心の注意を払い、異次元の子育て支援も最終的には両肩に乗っかって、ワークライフバランスとやらで部下には残業させにくい。


ええ~い、それなら全部私に任せなさいと残業代も出ないのに、ひとり夜中までPCに向かってる。


あれ? なんか新入社員の頃に思い描いてたここからの景色とは随分違うぞなどと呟きながら…… そんなあなたのために、「職場のメルヘン」書きました。


大好きだった上司の言葉、「頑張ってはいけない。頑張ると自分では気づかないうちに、『私がこんなに頑張ってるのに』という態度が滲み出てしまうから」そんなセリフもぶっ込んでみました。これからも日本をよろしくお願いします!


このたびは優秀賞に選んでいただきありがとうございました


 

優秀賞 「魔法使いのシュークリーム」 望谷まと
優秀賞 「魔法使いのシュークリーム」 望谷まと

優秀賞 「魔法使いのシュークリーム」 望谷まと


この度は優秀賞に選出いただき誠にありがとうございます。


この作品の舞台は、長崎のどこかにある小さなケーキ屋です。本当にあったらいいなと想像しながら書き進めるうちに、登場人物の一人一人に愛着が湧いて、書くのがとても楽しい作品でした。その分つい長くなってしまって、どこを削ろうかと悩みました。


このような素晴らしい賞をいただき大変嬉しく思っています。


ご指導くださった先生、長崎弁の確認をしてくれた友人、そして、執筆の相談にのってくれたり励ましてくれたりした創作仲間に、心より御礼申し上げます。「書く」ことが繋いでくれたご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。


これからも、もっと心に残る作品を書けるよう精進したいと思います。ありがとうございました。


 

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