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第15回 南のシナリオ大賞

更新日:3月18日

 

第15回 南のシナリオ大賞 結果発表


第15回南のシナリオ大賞 結果発表
第15回南のシナリオ大賞 結果発表

 

南のシナリオ大賞


  • 「オルガニストを探して」荻 安理沙(東京都)


 

優秀賞


  • 「おいしいヘタクソ事件」竹上 雄介(東京都)

  • 「返事しろよ」望谷 まと(神奈川県)


 

一次選考通過作品


一次選考通過作作品(朱色は二次審査通過作品)

応募総数

主催

選考会

第15回最終選考ドキュメント

第15回二次審査通過作品

第15回一次審査通過作品


 

大賞 「オルガニストを探しに」荻 安理紗


大賞 「オルガニストを探して」荻 安理紗 (東京都)
大賞 「オルガニストを探して」荻 安理紗

受賞者のことば

荻 安理紗 (東京都)


「大賞です」と連絡を受けた際、喜びよりも先に感じたのは「このコンクールってホントに『攻め』てるんやなぁ……」という驚きでした。


一次審査で落ちるか、入賞するかのどちらかであると思っていた作品ではあるのですが、まさか大賞を頂けるとは思いませんでした。オーディオ・ドラマにしてみたいと審査員に思って頂いたことに、非常に喜びを感じます。


「事実とは真実の敵なり」。これはミュージカル『ラ・マンチャの男』でのドン・キホーテの名台詞です。圧倒的な事実を前にしても、自分が信じるべき真実を決して手放さない人物たちを描きたいと思いました。


脚本を書き始めて2年半。スノーボードで例えるなら、やっと初心者用コースを滑られるようになった感覚です。初心を忘れずに、より上級者向けのコースへ挑戦したいです。


もっともっと、面白い脚本を書いていきます。 応募前に脚本へアドバイスをしてくれた皆様、審査員の方々、ありがとうございました。


 

優秀賞 「おいしいヘタクソ事件」 竹上 雄介


優秀賞 「おいしいヘタクソ事件」 竹上有介(東京都)
優秀賞 「おいしいヘタクソ事件」 竹上有介

賞者のことば

竹上 雄介 (東京都)


「ご飯おいしい?」と聞かれて「おいしい!」と答えたにも関わらず「全然おいしそうじゃない!」と妻に怒られたある日の晩。


「ほんとにおいしいよ?」「おかわりするつもりよ?」となにを言っても通じない。え、なにこれ、どゆこと? ミステリーの世界へ誘ったこの小さな事件……、結局真相はわからなかったけど、たぶんこういうことだったのかなぁと私なりに考えたアンサーをラジオドラマにしてみました。


そんな超個人的な作品を優秀賞に選んでいただきありがとうございます。もう一生鳴らないんじゃないかと思っていたスマホが鳴ったときも、たまたま妻とご飯を食べている最中。すぐに乾杯して「おいしいね!」と、無事に喜びを分かち合いました。


毎年挑戦していた南のシナリオ大賞。コンクールは運だと思っていますが、昨年の審査会でキツめに講評されて「今年こそは」と4本も応募した悪あがきが無駄じゃなかったのかなぁと、、、これからもあがいて書き続けます!


 

優秀賞 「返事しろよ」 望谷 まと



優秀賞 「返事しろよ」望谷まと(神奈川県)
優秀賞 「返事しろよ」望谷まと

受賞者のことば

望谷 まと (神奈川県)


優秀賞に選出いただき誠にありがとうございました。作品を読んでくださった審査員の皆様、運営に携わったスタッフの皆様にお礼申し上げます。


このような素晴らしい賞をいただき大変嬉しく思います。


ご連絡をいただいたときは、信じられない気持ちがいっぱいでぼんやりとしてしまいました。


その翌朝もあの電話はやっぱり夢だったのかなという気がしてきて、顔を洗う前に携帯の着信履歴を確認しました。


役者の声と音で紡がれるラジオドラマの魅力に惹かれてシナリオを学び始めてから、生活の中の音に耳を傾けて、その音から物語を空想することが日常の愉しみになりました。


うまく書けなくて悩むことが多いですが、「少し自分に甘くなってもいいから、書き続けることが大事」とおっしゃってくださった恩師の言葉を忘れずに、聴く人の想像力を掻き立てるシナリオを書けるよう愉しみながら精進したいと思います。


ありがとうございました。


 

総評


夢はあきらめることなく続けることが大事


日本放送作家協会九州支部長

審査委員 盛多直隆



今年の第15回南のシナリオ大賞は、300通の応募がありました。昨年からネット応募に変わったことから応募数が増えて来ました。一次審査、二次審査、最終審査を経て、大賞一編、優秀賞二編が決まりました。審査には延べ23人の放送作家協会員が係わりました。審査はチーム戦かも知れません。


応募された方々の情熱を感じつつ、じっくり読ませて頂きました。レベルが年々上がってきているように感じます。選出するのも慎重にならざるをえません。


選らばれた方々は、シナリオライターの入り口に立つことが出来たかも知れません。しかし、夢はこれからです。あきらめることなく、続けていくことが大事です。


大賞は、「オルガニストを探しに」の荻安理紗さん。大学のサークル仲間がパイプオルガンを辿っていく物語。サスペンス性が有りながらドンドン場所が移動していく臨場感で面白く読めた。


優秀作には、「返事しろよ」の望谷まとさん。奥さんを事故で亡くし、その絆を繋ぐのがオルゴール。台詞と音で物語が展開し音が聞こえてくるようでした。


次は、「おいしいヘタクソ事件」の竹上雄介さん。分かりやすくテンポがいい作品でした。読み終えて笑顔になれる作品でした。


受賞された方々は、夢の入り口に立つことが出来ました。でも、夢の続きはこれからです。


 

第15回 南のシナリオ大賞 表彰式

 
  • 日時:11月13日(日)15:00~16:30

  • 場所:アクロス福岡(福岡市中央区天神)

 

表彰式出席者


第15回南のシナリオ大賞 表彰式出席者記念撮影
第15回南のシナリオ大賞 表彰式出席者

 
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